評価される歯科スタッフになるための「べからず」集 第8回

みなさんこんにちは、スタッフ0783相談室の中原三枝です。

歯科医院で仕事をする上で、ちょっとだけ気をつけなければならないコトをまとめてみました。「やらない方がいい」ではなく、「やってはいけない」「やっちゃうと大変」=「べからず」です。

職場は“あなた自身”を磨く大切な場所です。

あなたの仕事が評価されるために、また歯科医院のチームワークを高めるために、「べからず」を守ってください。

早速「今月のべからず」をご紹介します。

評価される歯科スタッフになるための「べからず」集 第8回

1.同じ失敗繰り返すべからず

なにごとも経験によって学ぶのが人生だといわれています。

「なにもしないよりは、なにか行動をして後悔した方がいい」なんてことも、しばしば耳にしますね。

もちろんその通りだと思うのですが、時と場合によるでしょう。職場では、目的を持って結果を出していかないと成り立ちません。

同じ失敗を繰り返すということは、患者さんにも、仲間にも、院長に対しても迷惑をかけることになるのです。「失敗」にも「程」があるのですよね。

同じ失敗を繰り返さないように反省し、さらに検証をして、丁寧に行動していきましょう。「仏の顔も三度」ですってよ。

2.「忙しい」を理由にするべからず

次から次へとすることが増えてくると、「なんで私ばかり?」「今でないとだめですか?」なんて思ってしまい、新たに仕事の依頼があると平気で「今忙しいんで」と、断る人がいます。

「忙しい」は言い訳になりません。「忙しい」のが仕事なのではないですか?

忙しいから、どうするかを考え工夫することが大事なのではないですか?前もって準備をするとか、分担するとか、期限を変更してもらう、ということもあるかもしれません。

忙しいからできないのではなく、「忙しくなりそうだから、やっておく」に変換しましょう。「忙しい」ばかり口にしている人はかっこわるいです。

引用:irasutoya.com
引用:irasutoya.com

3.人を見た目で判断するべからず

「人は見た目で9割決まる」という本もありました。これまでの経験のみが判断材料になっています。目に入る情報のみでの判断。それは本当に正しい判断といえるのでしょうか?

もちろん検証することができたらいいのですが、なかなかそれも難しいこと。

であれば、判断することに少し時間をかけて、判断材料を増やしてみませんか?

意外なことも出てくるかもしれません。即座に決めつけて行動すると、あとから取り返しがつかないこともあるかもしれないので要注意。

時間をかけて距離を縮めて、信頼関係を構築していきましょう。

ワンポイントレッスン

「苦手意識」?

患者さんによって「苦手意識」を持ってしまい、なかなかコミュニュケーションが取りづらいという人、いませんか?

  • 無口でなにも反応がない人には話しかけづらい
  • 中年の男性には、なんの話をしていいのかわからない
  • 質問しても無愛想で少し怖い人には何も言えない

これらは歯科衛生士さんの研修で、時折耳にします。患者さんに平等に声かけをすることは、経験の少ない若い女性にとっては難しいことのようですね。

どうやら「怖い」という感情があるようです。

ではなぜ怖いという感情が生まれるのか?昔の思い出があるのでしょうか?経験によって、無意識に「怖い人」に分類されるのでしょうね。

一度無視された、無愛想、何を考えているのかわからない。イコール、苦手。

自分にとって優しく反応してくれない人には、誰もが「苦手な感じ」になるのは無理もないことかもしれません。

ですが、苦手意識があると、身体がこわばってしまい、ことばもうまく出ないことでしょう。当然、それ以上信頼関係を構築するのは難しくなりますよね。

では、患者さんの立場になってみましょうか?

そんな「苦手」な患者さんは、なにを考えて歯科医院にきて、ユニットに座っているの?

あなたに何を求めているのでしょうか?あなたがなにをどうすれば、お互いにとっていい関係といえるのでしょうか?

仲良くなることだけが目的ではありません。まずは、怖い、好きでない、わからない。という感情を自分自身で整理してください。

苦手、だからどうする?です。

もっと相手に興味を持って、もっと知ろうと思ってみませんか?相手を知ることによって、本来の「治療」という目的が達成されるのではありませんか?

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