評価される歯科スタッフになるための「べからず」集 第9回

みなさんこんにちは、スタッフ0783相談室の中原三枝です。

歯科医院で仕事をする上で、ちょっとだけ気をつけなければならないコトをまとめてみました。「やらない方がいい」ではなく、「やってはいけない」「やっちゃうと大変」=「べからず」です。

職場は“あなた自身”を磨く大切な場所です。

あなたの仕事が評価されるために、また歯科医院のチームワークを高めるために、「べからず」を守ってください。

早速「今月のべからず」をご紹介します。

評価される歯科スタッフになるための「べからず」集 第9回

1.いい子ぶるべからず

一生懸命に仕事をしている感のアピールは悪いとは思いませんが、実際「いい子」のレッテルをつけられるかどうかは、わかりませんね。

本人にとっては無意識で、「そんなつもりではなかった」の言葉が聞こえてくるようですが、時に「いい子ぶる」ことは「微妙な嘘」を身にまとうことにもなりがちですから要注意です。

オブラートに包んで言うということは、ちょっとしたアレンジをしてしまうということ。本人に自覚がないがゆえに、その隙間に誤解が生じてくる可能性が高いのです。

あなたは先生に評価してもらう学生ではありませんので、職場では事実に基づき、仕事に専念することの優先順位を考えていきましょう。

2.右耳から左耳に流すべからず

故意に「聞き流す」のとは少し異なります。

しっかりと耳に入れたら、ちゃんと考え、行動するまでが「聞いた」ということです。患者さんからの声や、院長からの指示、同僚からの提案などなど、しっかり聞き留めて、行動にうつすのが「仕事」です。

「あ。忘れてました」「あ。たしかなんか聞いたような気がする」なんて、無意識からの無責任は許されません。

片方の耳は流れないように、しっかりとストッパーをかけて、話の内容を把握するように「」で1周させてくださいね。恐ろしいことに、コレは習慣になってしまいます。

大事なこと、そうでないことを自分で聞き分けないで、すべて、聞き入れる耳を持ってくださいね。

引用:irasutoya.com
引用:irasutoya.com

3.人と比べるべからず

人と比べた瞬間に不幸がやってくる!!」昔、娘たちに言っていたことを思い出します。

人と比べると、人を羨んだり、妬んだりする感情が生まれてきます。
そもそも、あなたは誰と比べているの? ですよね。

実は、多くの人は自分の都合のいい人を選んで比べているのです。基準もその時の気分だったりします。なんの目的で比べるのかを、しっかり考えましょう

社会に出て「あの人が…」「あの医院では…」なんて言ってもしかたないでしょう。

そこを目指すための比較であればいい結果も出せそうですが、いじける材料には使わないでほしいです。「オトナ」になりましょうね。

ワンポイントレッスン

「やること表」を貼りましょう。

私たちの仕事は、次から次へと仕事が舞い込んできています。

毎日の仕事に重ねて、医院のプロジェクトだったり、急な患者対応だったり、院長からのお願い?だったり。事務作業をしているわけではありませんから、その場でメモをとることも、簡単なようでうまくいかない場合もあります。

そんな時は、思い出しながらやることを整理して、優先順位をつける時間も必要になってきます。わからないからといって、しばらく置いておいた問題が、悪化?したこともあるでしょう。すっかり忘れたこともあるでしょう。

優先順位を間違ってしまっては、結果、評価にならず、迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。そこで、自分の頭の中を整理するためにも、「やること表」を作りましょう。

記入日と達成予定日、担当振り分け、順位番号欄、など、誰が見てもわかるように工夫をしてください。

時系列順に書いてもいいのですが、カテゴリー別に色分けしたり、枠を書いて問題ごとに線引きをしたりしてもいいでしょう。そして、スタッフルームのロッカーの前や滅菌室の壁など、他のスタッフの目にとまるところに貼りましょう。

他のスタッフに自分がどのような仕事を抱えているかをシェア

進んでない問題の協力要請もしやすくなるし、お互いが忘れないよう「チェック」しあえるというメリットがあります。

いつも、自分の頭の中でグルグル回って、迷路に入るより、「やること表」にアウトプットすることでスッキリしてください。悩まずに行動するくせがつきますよ。

もっと相手に興味を持って、もっと知ろうと思ってみませんか?相手を知ることによって、本来の「治療」という目的が達成されるのではありませんか?

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