STEP1では、歯科医院を訪れる患者さんの診察のよび方の分類とカルテについて説明しています。
歯科医院での診察のよび方には、初診(しょしん)・再診(さいしん)・再初診(さいしょしん)があり、それぞれ来院のタイミングによってよび方が変わります。
歯科医院における初診、再診、再初診についての理解を深めましょう♪
*この記事は2023年1月25日に更新しました
第3章 患者さんの情報
STEP1 診療とカルテ
STEP2 紹介と対診
STEP3 治療に必要な情報
STEP4 口腔内写真5枚法の撮影
STEP5 う蝕と歯式(ししき)
STEP6 歯周病と歯周組織検査(ししゅうそしきけんさ)
STEP7 X線写真(デンタルの撮影)
STEP8 X線写真(パノラマとCT)と口腔内模型
1.診察のよび方
① 初診(しょしん)
初めてその歯科医院に来院した患者さんを診察することを指します。
② 再診(さいしん)
二回目以降の診察のことを指し、継続的に来院した患者さんを診察することを指します。
③ 再初診(さいしょしん)
一般的には、必要な治療が終わってから数ヶ月経過したあとに、再度来院した患者さんを診察することを指します。
2.カルテ
歯科医院では、患者さん一人につき一冊、カルテとよばれるファイルがあります。AさんのカルテにはAさんの情報、BさんのカルテにはBさんの情報が保管されています。
患者さんが歯科医院に来院し、治療を受けるたびに、「治療日」「治療部位」「治療内容」を、専用の書類に記載し、カルテに保管していきます。
カルテに保管されている情報は個人情報のため、注意して取り扱う必要があります。
3.カルテに入っているもの
下の写真のように、カルテの中には、前から保険治療の1号用紙や2号用紙、自費治療カルテ、問診票(もんしんひょう)とよばれる書類などが一式入っています。それらに加えて、紹介状や対診(たいしん)書など、患者さんごとにさまざまな書類がまとめられています。
4.カルテの種類
保険治療を行うにあたり、患者さんは国が定めた保険に加入している必要があります。国が定めた保険は一種類ではありません。
そのため、多くの歯科医院では、保険の種類に合わせて異なる色のカルテがあり、どの患者さんがどの保険に入っているかが一目でわかるようにしています。
歯科医院によっては、カルテに患者さんの趣味などの生活背景や、会話の内容を記載して、コミュニケーションに役立てている場合もあります。
前日や来院前に一度目を通しておくと、患者さんの状況をよく理解することができます。
続いては、「紹介と対診」について説明します。
やってみよう!知識チェック
姉妹サイト『WHITE CROSS』では、今回学んだ内容について、理解度チェックを行うこともできます。ぜひご活用ください♪
第3章 患者さんの情報
STEP1 診療とカルテ
STEP2 紹介と対診
STEP3 治療に必要な情報
STEP4 口腔内写真5枚法の撮影
STEP5 う蝕と歯式
STEP6 歯周病と歯周組織検査
STEP7 X線写真(デンタルの撮影)
STEP8 X線写真(パノラマとCT)と口腔内模型