歯科のお仕事完全マニュアル 第6章 予防・治療の知識 STEP10 ブリッジを作る治療

ブリッジ治療とは、歯が失われたところに、前後の歯を利用した橋渡し状の補綴物をつける治療のことをいいます。

抜歯などによって歯が失われた部位を、欠損部位(けっそんぶい)といいます。ブリッジは、欠損部位を埋めるためによく行われる治療です。

ブリッジを作る治療
ブリッジを作る治療

1.ブリッジのデメリット

ブリッジ治療のデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 補綴物を装着するために、両隣の歯を削らなければいけない
  • 本来なら3本の歯にかかる力を2本の歯で支えるため、支台歯に負担がかかる
  • 歯が連結されるため、ブラッシングがしづらい

2.ブリッジを作る治療法

ブリッジを作製する方法

形成・印象

ブリッジを作る治療では、抜歯などで失われた歯の前後の歯を支台歯形成し、印象をとります。

形成、印象

必要に応じて、仮歯のセットを同時に行います。生活歯形成の場合、術後に鎮痛剤を処方することがあります。ブリッジにおける仮歯は、下図のような形をしています。

ブリッジにおける仮歯
ブリッジにおける仮歯

セット

補綴物であるブリッジを装着します。

セット

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第6章 予防・治療の知識

STEP1 予防
STEP2 投薬
STEP3 歯周病の治療
STEP4 知覚過敏の治療
STEP5 小さなう蝕の治療
STEP6 歯の神経をとる治療
STEP7 かぶせ物を作る治療
STEP8 感染根管の治療
STEP9 TeCを作る治療
STEP10 ブリッジを作る治療
STEP11 義歯を作る治療
STEP12 義歯の調整
STEP13 歯を抜く治療
STEP14 小児患者さんの治療
STEP15 その他の治療