こんにちは、歯科衛生士の谷山香織です。
私は現在フリーランスとして活動させていただいております。
こちらのコーナーでは、皆さまが臨床において使用される製品の成分や特徴、効果的な使い方などをご紹介してまいります。
製品の購入をご検討されるときに、そしてすでにお使いの製品におきましては、成分や使い方のご確認としてお役立ていただけると嬉しいです。
CURAPROX 歯間ブラシ
皆さまは、CURAPROXの歯間ブラシをご覧になったことはありますか？
ドロップのようなカラーで、とってもキュート。CURAPROXの歯ブラシと同様にとても目を引き、使うとテンションが上がる製品です。
今回は、CURAPROXの歯間ブラシをご紹介させていただきます。
１．CURAPROXの歯間ブラシの特徴
CURAPROXの歯間ブラシは、他社の歯間ブラシとまったく異なる特徴をもっています。その特徴は次の3つ。
- パラソル効果でプラークを確実にキャッチ
- 細いワイヤーにより、歯周病患者以外のセルフケアにも使用できる
- 専用プローブで適正サイズを計測
① パラソル効果でプラークを確実にキャッチ
CURAPROXの歯間ブラシは毛足が長く、歯間に挿入すると、根の凹みにフィットするように毛が開きます。まるで傘を開くときのように広がるので、パラソル効果といわれています。
従来の歯間ブラシは、毛足が短くストレートなタイプが多いため、実際に歯間部に挿入しても、根の凹みに毛がフィットしていないことがありました。
しかし、CURAPROXの歯間ブラシは毛足が長く、パラソル効果により、根の凹みにも確実にフィットする形状になっています。
そのため、他の歯間ブラシよりも確実にプラークをキャッチして除去することができます。
② 細いワイヤーにより、歯周病患者以外のセルフケアにも使用できる
ワイヤー部分には外科で用いるサージカルワイヤーを使用しているため、細いですが強度があります。
また、ワイヤーの固定部の形状が円錐形になっています。ワイヤーを曲げた時に遊びがあり、緩やかなカーブを描くため応力がかかりにくく折れにくい設計になっています。
歯間ブラシは歯周病の患者様に使用する製品とのイメージがあるかもしれません。しかし、CURAPROXの歯間ブラシはワイヤー部分が細いので、歯肉の退縮が少ない方など、すべての患者様に安心して歯間ブラシをお使いいただけます。
③ 専用プローブで適正サイズを計測
従来の歯間ブラシは、術者もしくは患者様ご自身の目測でサイズを選択されていたと思います。このように曖昧なサイズの選択は、「通してさえいればプラークは除去できる」という誤った認識を招いているかもしれません。
たとえば、「この歯間ブラシのサイズがなくなってしまったので、（いつもと違うサイズだけど）残っている歯間ブラシを使おう…」と、歯間ブラシを使うことが目的になり、歯間部のプラークを効率的に除去するという目的から離れてしまいます。
せっかく患者様のセルフケアの意識が高まり、歯間ブラシを使用する習慣になられたのであれば、やはり確実にプラーク除去を行える歯間ブラシを選択したいと思いませんか？
CURAPROXには専用プローブがあり、歯間部の計測をして適正な歯間ブラシを選択することができます。
歯牙の解剖学からみても、鼓形空隙には、歯ブラシの毛先もフロスも行き届きません。CURAPROXの歯間ブラシは、そのような部位に予防的に使用することができる新たな製品なのです。
２．健康な歯間用からインプラント用まで豊富なサイズ展開
CURAPROXの歯間ブラシは、ベーシックなものからペリオやインプラント向けの歯間ブラシまで、サイズのラインナップが豊富です。
歯周病や年配の方はもちろん、若い方や健康な歯肉の方、またインプラントを埋入している方にもご使用いただけるよう、さまざまなサイズが揃っています。
ベーシックの歯間ブラシのサイズは5段階、ペリオ用の歯間ブラシは4段階、インプラント用の歯間ブラシは5段階のサイズがあります。
インプラント用の歯間ブラシは、ワイヤーがプラスチックでコーティングされているため、インプラント体を傷つけることなく、確実にプラークを除去できるようになっています。
また、歯間ブラシのサイズによりカラーが異なりますので、購入される患者様もご自身のサイズを歯間ブラシのカラーで覚えられるようになっています。再購入の際にも、間違えて他のサイズを購入してしまう心配が少ないと思います。
３．CURAPROX歯間ブラシから生まれる新たなコミュケーション
CURAPUROXの歯間ブラシは、専用プローブを用いて歯間部を計測します。そのため、客観的に評価できてとても説得力があります。
計測したサイズは、歯間ブラシ専用のチャート用紙にカラーペンで記入。患者様ご自身でいつでもサイズを確認できるシステムになっています。
プローブで計測をした時は、実際の計測動画をお見せして、患者様と一緒に歯間ブラシのサイズを確認。
そして、歯間ブラシを通す練習を行います。数値化できているため、より積極的に歯間ブラシを通す練習をしていただけます。
見た目も可愛いCURAPUROXの歯間ブラシを使用することで、患者様ご自身の歯間部に対する意識がさらに高まり、継続して歯間ブラシを使用していただけるようになります。
皆さまもご存じのように、ご飯や麺に含まれる発酵性糖質も、カリエスリスクファクターの一つです。
歯ブラシでは届きにくい歯間部のプラークや食物残渣を、適切なサイズの歯間ブラシを使って確実に除去することが、歯周病とカリエスの予防につながります。
ぜひ一度、CURAPUROXの歯間ブラシをお試しいただきたいと思います。
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