求人検索に慣れてきたら、次は求人の内容です。
同じように見える求人内容はどう比較していけば良いのか、このコラムで少しでも参考になれば嬉しいです。
1.「条件」には2種類ある!
2.注意ポイントを考えて、整理してみる!
1.「条件」には2種類ある!
転職の際に、よく話として出ると思います。
では、条件とはなんでしょうか?
給与、アクセス、医院の雰囲気、勤務時間、院長先生の人柄…などなど、いろいろありますし、人によって気にするところが異なるのではないかと思います。
そんな「条件」ですが、フレデリック・バーズバーグの動機付けによると、大きく2種類に分けられます。
(参照:フレデリック・ハーズバーグ動機づけ―衛生理論-DIAMOND online)
① 環境(動機付け)条件
その環境で成長できるか、責任のある仕事を任されているか、仕事そのものがおもしろいか、周りに認められているかなど、いわゆる「やりがい」と呼ばれるものです。
② 衛生条件
労働時間や休みなどの条件、提示された給与、同僚との関係、私生活とのバランスなどです。
一般的に言われている「条件」は、こちらのことを指すことが多いかもしれませんね。
2.注意ポイントを考えて、整理してみる
では何に注意して、考えていけばよいのでしょうか。
ハーズバーグさんは、こう言っています。
つまり
- 環境条件=満足要因
- 衛生条件=不満足要因
ということです。
この2つは、どちらかを選択しないといけないものではありません。どちらも共存することは可能です。また、どちらかだけあれば大丈夫、というものでもありません。
なので注意ポイントとしては、こういった考え方があることを理解して活動に移すことです。
不満を解決するために衛生条件を検討し、毎日を過ごす職場に長く勤められるよう、環境条件を検討しましょう。そして少しでもバランスよく満たせるよう、準備や対策をしていきましょう。
項目 | 優先順位 | 理由 | |
---|---|---|---|
衛生条件 | 治療内容 | ◎ | 歯周治療をやりたい |
評価制度 | △ | ゆくゆくでいい | |
環境条件 | 給与 | △ | 最初は低くてもいい |
アクセス | ○ | 保育園の送迎 | |
ママスタッフの数 | ◎ | 家庭との両立 |
3.よくわからない、迷った時は…?
ここまで読んでみて、いかがでしたか?
など、みなさんいろいろだと思います。
イメージできた方は、ぜひ積極的に動かれてくださいね。
まだイメージできない方は、もう一度コラムを読んでいただいたり、一度表に書き出してみたりするのはいかがでしょうか。
私としては、何かしらのアクションを起こされることをオススメします。
「転職活動」と「転職」はまったく異なるものです。前者は動くこと、後者は決めることです。
一旦「転職活動」をしてみることで見えることもありますので、おそれず一歩を踏み出してみてください、応援しています!