『イラストを描くコツ』第1回では、簡単にイラストを描くコツと歯科医院でよく使うイラストの描き方を紹介しました。
前回はこちら
第2回となる今回は、メインの周りを飾るサブイラストの描き方について解説します。
サブイラストを描くコツは、第1回でも紹介した『描きたいものを単純な形でとらえる』ことです。装飾に使うイラストの場合はサイズや数で魅せ方を工夫することができます。
読めばすぐ実践できるほど簡単なものばかりなので、ぜひご活用くださいね。
周りを飾るイラスト
「イラストがなんだか寂しいな…」と感じたときは、メインとなるイラストの周りを飾るサブイラストを描きましょう。
今回は、使い回しやすい以下4つのイラストの描き方を紹介します。
- キラキラ
- 花
- 蝶々
- 風船
よければ、参考にしてくださいね。
キラキラ
キラキラはメッセージの中にも使いやすいので、リコールハガキなどですでに描いている方も多いですよね。
ただ「キラキラって、星だけじゃないの?」と思われている方はいませんか?実はキラキラ1つとっても、いろいろなバリエーションをつけることができます。
たとえば、曲線を4本つなげたキラキラを描いている方は多いと思いますが、その四隅に小さな点をつけてみてください。点をつけただけで、キラキラがいっきに輝いて見えますよ。
他にも、直線を3〜4本交差させたキラキラや、直線を十字に重ねて端に小さな丸を描いたキラキラもあります。
ぜひ、ハガキの案内やメインイラストの周りに描いて華やかな雰囲気を出してみてくださいね。
花
花を描くと聞くと「花びらをたくさん描いて、茎と葉っぱをつけて…」と難しいイメージがあるかもしれませんが、実はとっても簡単にかわいらしく描けます。
いちばん簡単な花のイラストは丸と線だけで描く方法です。
まず楕円を2つ描いて、内側の丸を塗りつぶします。そして、楕円の下に線を引き、その隣に斜めに楕円を描けばできあがりです。
花びらの色を変えたり、大きさや高さの違う花をいくつか描くと、かわいらしさがアップするので試してみてくださいね。
他にも、ちょっとした装飾をしたい場合におすすめなのが、梅の花です。
五角形に置くイメージで塗りつぶしの丸を5つ描き、その内側に小さな点を5つ足します。
たったこれだけで梅の花の完成です。
リコール案内のハガキなどで「なんだかメッセージだけだと寂しいな…」と思った際は、ぜひ端っこに足してみてください。
パパっと描けるうえにメインのイラストなしでもかわいらしい雰囲気を演出できるので、すぐ実践できて重宝するイラストです。
蝶々
蝶々の描き方はとっても簡単です。
三角形を横向きに2つつなげて、触覚を線で上方向に2本描くだけです。三角形の中に模様をつけると、華やかな蝶々になります。
さらに、蝶々の下部分に点線を足せば、躍動感のあるイラストになります。
ちなみに、触覚を描かなければリボンになるので、プライスカードやポスターの端などちょっとした装飾に役立ちますよ。
風船
風船のイラストは、単純な形だけで描けます。
丸を描いて下部分に三角形をつけ、その下に紐となる線を引けばできあがりです。
風船の中に小さな点をたくさん描いたり、顔を描いたりして、さまざまなバリエーションが楽しめます。
前回紹介した、女の子や男の子のイラストと組み合わせるとさらにかわいくなるので、院内ポスターの下部分に描くと患者様の目を引きますよ。
まとめ
メインイラストだけでなく、装飾となるサブイラストを描くことで、全体の雰囲気がぐっと華やかになります。
院内ポスターのメインイラストの周りや、リコールハガキのメッセージなどちょっとしたところでご活用いただけますと幸いです。
2回にわけて『歯科医院で使えるイラストを描くコツ』を解説しましたが、何よりも大切なのは患者さんを思う気持ちです。
患者さんが少しでも恐怖感なく来院できるような雰囲気を演出できるように、思わず笑顔になるようなイラストを描きましょう。
これまでご覧いただき、ありがとうございました。
とっても簡単!歯科医院で使えるイラストを描くコツ
第1回 歯科医院でよく使うイラスト
第2回 メインの周りを飾るサブイラスト