歯科のお仕事完全マニュアル 第11章 外科治療 STEP2 抜歯の方法と器具

STEP2では、抜歯の際に使用する器具とその使い方について紹介します。

第11章 外科治療

STEP1 注意点と切開・排膿
STEP2 抜歯の方法と器具
STEP3 P抜歯・普通抜歯
STEP4 残根抜歯
STEP5 埋伏抜歯
STEP6 歯根端切除術
STEP7 SP・抜糸

1.へーベル

歯と歯槽骨の間にくさびを入れて、歯を抜くための器具。

へーベルの先端と太さ

直(ちょく)
先端がまっすぐになっており、さまざまな太さのものがある。
曲(きょく・まがり)
先がまがっており、さまざまな太さのものがある。

術者から、「直の◯番をお願いします。」などの指示があるので、その指示に合ったへーベルを準備する必要があります。

2.ルートピックまたはルートチップ

へーベルが挿入できないような、歯槽骨の奥深くにある残根などを抜くために使用される器具。使い方は、へーベルと同じです。

3.鉗子(かんし)

歯をつかんで抜くための器具。さまざまな形状の先端があり、抜歯部位によって使い分けます。

  前歯部 小臼歯部 大臼歯部 残根
上顎
下顎

4.鋭匙(えいひ)

先端がスプーン状になっており、抜歯窩の不良肉芽を取り除くなどの目的で使用される器具。

やってみよう!知識チェック

姉妹サイト『WHITE CROSS』では、今回学んだ内容について、理解度チェックを行うことができます。ぜひご活用ください♪

クリックして回答

第11章 外科治療

STEP1 注意点と切開・排膿
STEP2 抜歯の方法と器具
STEP3 P抜歯・普通抜歯
STEP4 残根抜歯
STEP5 埋伏抜歯
STEP6 歯根端切除術
STEP7 SP・抜糸