評価される歯科スタッフになるための「べからず」集 第3回

みなさんこんにちは、スタッフ0783相談室の中原三枝です。

歯科医院で仕事をする上で、ちょっとだけ気をつけなければならないコトをまとめてみました。「やらない方がいい」ではなく、「やってはいけない」「やっちゃうと大変」=「べからず」です。

職場は“あなた自身”を磨く大切な場所です。

あなたの仕事が評価されるために、また歯科医院のチームワークを高めるために、「べからず」を守ってください。

早速「今月のべからず」をご紹介します。

評価される歯科スタッフになるための「べからず」集

1.時泥棒するべからず

時泥棒は10両の罪。

江戸の町民たちのマナーとして語り継がれてきた“江戸しぐさ”の中に、こんな言葉があります。
(参照:江戸しぐさとは?現代にこそ見直したい江戸の知恵、江戸しぐさで心豊かに!

10両(現在価値で100〜200万円)を盗む大泥棒は死罪にも値するといわれた時代。相手の都合を考えず一方的に自分の用件を押し付けて貴重な時間を奪ってしまうことは、それほどの重罪だとみなされていました。

相手の時間を無駄にすることは良くないことという理解はあると思いますが、自覚がなかなか難しい。

相手の期待を裏切っても、約束の時間に遅れても、無駄におしゃべりしても失礼なのです。

「時は金なり」ということわざもあるように、時間はお金ほどに大切なものです。
私たちは患者さんの時間をいただいていることを忘れないように。

たとえば、ミーティングもそう。価値のある時間にしていかないともったいないです。
何度も同じことを繰り返さないように。

重罪人にならないように特に気をつけてくださいね。

2.裏の顔作るべからず(陰口言うべからず)

人によって自分の「顔」を変えることが、必要なときもあります。

しかしそれは、あくまで相手との関係をよくするための手段として考えると良いでしょう。裏の顔を持つ必要はないですよね。

相手が誰であっても、まっすぐな素直な顔でいきましょう。本人のいないところで悪口を言うのは、子どものすること。わざと知らん顔して無視したり、まさかのいじめ?なんて、かっこ悪いです。

学校ではないのですから、そんな意地悪なことを言ったりしたりすることは、社会を敵にするようなもの。

目の前の人が何も言わず、共感したふりをしているのに気づかず、調子に乗らないように。もっと謙虚な気持ちで、仕事に取り組みましょう。

「素直」になった方が自分自身も楽になります。楽しく仕事をしましょう。

引用:irasutoya.com
引用:irasutoya.com

3.妄想、暴走するべからず

思いこみってすごいですよね。勝手に自分の都合で、良くも悪くもストーリーを作ってしまって、いかにも真実のように伝えてしまうと、聞いた人は本当と思ってしまう。

そんな経験をしたことありませんか?

また、女子は噂話がお好きのよう。いつの間にか噂話に「尾びれ背びれ」がつき、人から人への伝言ゲーム。その間にどんどん事実は変化していきます。

昔で言う“井戸端会議”では許せても、職場でソレをやられちゃうと大迷惑!?ではありませんか?さらにソレを信じて行動に移しちゃったらもっと大変。

そんな人を見かけたら「確認しよう」で、止めてくださいね。一緒になって話を拡げてはいけません。事実確認をしてから行動するようにしてください。

ワンポイントレッスン

江戸しぐさにも登場する「むくどり」。

ムクドリとは、群れをなしてエサを求め、集団でねぐらを作る習性があり、ある日突然集団で飛んで来て食い散らかし、去っていきます。

その姿から、他人のことを考えずに自分勝手にモノやお金目当てで行動する人や、人の迷惑を顧みない失礼な人を「むくどり」と呼びました。

思いっきりマナー違反ですね。でも「ムクドリ」はそれに気づいていないのです。怖いのはそこ。習性ですからね。

自分の都合しか考えない行動で人に迷惑をかけても、謝罪も反省もなく、また繰り返していく。

そんな無神経な人にならないように、常に相手や周りのことを考え行動できる人になっていきましょうね。

衛生士学校で授業しました。
衛生士学校で授業しました


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メディエーターはあくまでも「仲介役」ですが、スタッフのみなさんが自分で決めて行動できるよう、さまざまな角度から解決に向けた手段をお伝えします。

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