学会などが実施している認定歯科衛生士制度。
実は、歯科衛生士さんだけでなく、歯科助手さんにも認定資格があることを、みなさんはご存じでしたか?
dStyleでは、いろいろな学会の認定歯科助手さんをご紹介していきます。
みなさんとってもいい方なので、学会や勉強会であったらぜひお声がけしてみてくださいね。
今回の認定資格FILE
PROFESSIONAL CAREER HISTORY2006年 2007年 2015年 |
DA PROFILE
歯科助手歴: 13年
認定助手歴: 12年
休職年数: 4ヶ月
Interview
親戚のお姉さんが歯科助手をしていたこともあり、歯科助手という職種があることは以前から知っていました。
しかし、どのような業務内容かは正直把握していませんでした。
今、なぜこの業界に入ってみようと思ったのかをふり返って考えてみると、「人が好き」「コミュニケーションをとるのが好き」「誰かの役に立ちたいと思う」「困っている人を見ると放っておけない」という私の性格すべてを網羅している、この仕事に惹かれたのだと思います。
2ヶ月の間に計5回、十勝歯科医師会館で行われる講習に参加するのですが、聴くことすべてが初めてのことばかりでした。
そのため、「大変」というよりは「新鮮」で、毎回どんなお話が聴けるのか楽しみでした。
一方で、地域全体の歯科助手のたまごたちが集まる場所なので、いつも参加人数が多く、その点では緊張しました。
また、最終日にテストがあったのですが、どうも「テスト」と聞くと苦手意識が出てしまいましたね。
しかし、テキストで復習したり、テストを意識して普段の診療に取り組んだりすることで、無事に終えることができました。
テスト勉強は診療内容とリンクしています。
そのため、診療をすれば必然とテスト勉強になっていたり、テスト勉強をすれば診療に活きてきたりと、相乗効果があり、吸収する量もスピードも上がりました。
また、知識がつくことで医療人としての自覚や責任感もめばえ、プロ意識をもって業務に向き合うことができました。
仕事に向き合う姿勢が整ったことによって、ようやく医療人としてのスタートを切れたと感じています。
ここでの学びは決してムダにはなりません!必ず自分自身のためになります。
医療人として業務していく上で、基礎となることを教えてもらえるため、自分だけでなく、患者さんを守ることにも繋がります。
そして、身についた知識が自信となり、それが医院のため、患者さんのためへと繋がっていきます。
歯科医療は、多くの人の人生を豊かにし、私たちが知識やスキルを身につけることで感動をあたえられる素晴らしい医療です。
治療してもらうことが好きな患者さんはめったにいません。反対に、不安を抱えて治療を受ける人の方が多いでしょう。
そういった中、私たちができることは、しっかりとした知識を身につけ、患者さんに安心して安全に治療を受けていただくことです。
認定資格を取得することはそこへの第一歩に繋がる大きな一歩になります。
私の体験が、その一歩を踏み出す後押しとなれば幸いです。
わたしの診療STYLE
以前はどっぷりとアシスタント業務に入っていたのですが、現在はほぼ受付にて電話応対や会計業務といった患者さん対応をしています。
そこで大切にしていることは、笑顔です!これほど大きな力を持つものはありません。
歯科に来院される方は不安な気持ちでいっぱいです。ましてや初めて来院される患者さんはもっともっと緊張や不安が大きいと感じています。
私の笑顔や接遇で、少しでも患者さんの気持ちを和らげられるよう、表情や動きを観察してお声かけをし、よく話を聴くことを心がけています。
このスキルは、株式会社オフィスウェーブ主催の澤泉仲美子代表による日本最高峰の歯科助手のスクール、日本プロアシスタントスクールにて学んでいます。
同じ場所にとどまることなく、常に新しいことに挑戦し、学び、実践していくマインドを持ち続けることで、患者さんを幸せにできるのではないかと思っています。
FAVORITE TOOL
プラス株式会社から販売されているメクリッコと呼ばれる指サックなのですが、これが意外と、ないといちばん困ります。
カルテの確認や領収書整理、書類整理の時など、常につけています。
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