第一線で活躍中!働くママDH #1 根本和華さん『より多くの患者さんに共感できる歯科衛生士に』

女性にとって大きなライフイベントとなる「妊娠」「出産」。

歯科衛生士の中にも、妊娠や出産を経て働き続ける方が多くいます。

dStyleでは、そんな結婚や出産、子育てを経験しながらも仕事を続けている歯科衛生士の方にインタビューを行いました。

これからライフステージの転換期を迎える方々の道しるべになれば嬉しいです。

***

今回は、現在歯科衛生士歴4年目で1歳3ヶ月のお子さんを抱える、根本和華さんにお話を伺いました。

根本さんは歯科衛生士学校卒業と同時に結婚。歯科衛生士2年目からオズ通り歯科医院に勤務し、産休育休を経て、現在も時短勤務ながら週5日フルで働いています。

歯科衛生士 根本和華さん
歯科衛生士 根本和華さん

旦那さんとの出会い

5つ年上の主人とは、歯科衛生士学校にいたときに紹介で出会いました。

第一印象は「おっとりしている方だな」でした。

付き合ってからの印象もあまり変わることなく、常に優しく接してくれました。

誕生日を盛大に祝ってもらったことから結婚に踏み切り、旧姓との切り替えを考慮して卒業と同時に結婚しました

卒業と同時に結婚し、来年は結婚生活5年目を迎えます
卒業と同時に結婚し、来年は結婚生活5年目を迎えます

家事育児の分担はどのようにしている?

娘の保育園へのお見送りは旦那さんにお願いできるときがありますが、仕事が終わる時間が遅いので、お迎えは基本的に私が行っています。

家事の分担については、話し合いというよりも、「やってほしい空気感」を出しています。

「私ご飯作ったんだよね〜。洗い物どうしようかな」と言うと、「じゃあ俺洗うよ」と言ってくれます。

他にも、寝かしつけに時間かかっているときは、どちらかが終わっていない家事をやっています。

実は旦那さんとは、1週間口を聞かないような喧嘩をしたことがあるんですけど、子どもが気づいちゃって。赤ちゃんに返ったようにおしゃぶりをしだして、夜泣きも頻繁にするようになって…。

その後から、夫婦喧嘩はできるだけすぐに解決するようになりました

休日は親子で思いっきり遊びます!
休日は親子で思いっきり遊びます!

子どもを抱えながら勤務する上で大変なこと

子どもの急な体調不良で穴をあけてしまうこと、患者さんの希望する時間に対応できない場合があることです。そんな時は、他のスタッフが代わってくれます。

院長もお子さんを抱えながら働いている方なので、子育て中のスタッフにとても理解があるんですよね。院長には仕事面だけでなく、精神面においてもとても救われていると感じます。

診療時間中は常にチェア台数+1人以上のDHが勤務しているので、自分の体調不良や家族に何かあった時は誰かがかならず対応できるようになっています。

日頃から支えてくれる院長やスタッフのみんな、家族にはとても感謝しています。今後は、自分のできることで恩返しがしたいです。

診療中マイクロスコープを活用する根本さん
診療中マイクロスコープを活用する根本さん

子どもができたことで仕事に生かせていること

妊婦さんやお母さん、今後妊娠を考える患者さんへのOHIが、以前とは変わって実体験などを織り交ぜて話せるようになりました

なかなかブラッシングの時間を確保できないお母さん方には、「お子さんの歯磨きの習慣がつくことが大切なので、時間が取れないこともあるとは思いますが、無理のない範囲でお子さんの前でも歯磨きできると良いですね。」とお伝えすることもあります。

他にも産後2ヶ月でおっぱいが張っている方や、つわりがつらい方にもすごく共感できるので、寄り添った話ができるようになったと感じますね。

患者さんに説明を行う様子
妊婦さんやお母さんへの説明は、実体験を混じえて行っている

勉強する時間はどのようにとっている?

週に1回診療を切って行う院内勉強会では、さまざまな勉強を行っています。

最近印象に残った院内勉強会は、マイクロスコープの勉強会です。

日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士の方に来ていただき、デモと実習を行いました。普段マイクロスコープを使用している中で、クセになっていることや苦手な部位を指摘してもらい、日々の臨床に繋がりました。

また、院内だけでなく外部の勉強会や書籍、ウェビナーなども活用しています

現在は、レントゲン写真の読影やカリエスリスクの把握など、臨床にすぐに活かせる知識をメインとして身につけています。

ママDHオススメのセルフケア用品

私のおすすめは、ソニッケアーです。

主に手が動かしにくい高齢者の方や口腔乾燥の患者さんにおすすめしますが、最近ではつわりがつらい妊婦さんにも、ブラッシング時間の短縮に繋がるのでおすすめしています。

院内に在庫は確保していないので、要望があれば発注するといった形をとって、販売しています。

フィリップスソニッケアー(画像はフィリップス社HPより引用)
フィリップスソニッケアー(画像はフィリップス社HPより引用)

今後目標とする歯科衛生士像

患者さんに寄り添い、口腔だけでなく全身の健康をサポートし、患者さんや歯科医師、スタッフから信頼される歯科衛生士として働きたいと思っています。

ゆくゆくはいろんなところで、歯科衛生士としての発表や発信も積極的に行っていきたいですね。

現状に満足することなく、勉強を続けていきます

***

dStyleでは、“歯科で働く希望と可能性をあなたに”をコンセプトに、仕事と子育てを両立しながら活躍する歯科衛生士の方々へインタビューを行っています。

ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひご応募ください♪

お問い合わせは公式TwitterFacebookInstagramにてお受けしています。