日本の歯科業界にはたくさんの資格制度が存在し、その代表格が歯科医師免許・歯科衛生士免許・歯科技工士免許です。
これらの資格は「国家資格」といって、国で認められている認定制度です。しかしその他にも、「協会認定資格」「学会認定資格」など、自身のスキルアップのための資格がたくさん制定されています。
今回はたくさんある資格のうち、特に歯科衛生士・歯科助手向けの資格『傾聴療法士』について、徹底解説しますよ!
1.傾聴療法士とは?
2.傾聴療法士の業務
3.資格取得に求められること
4.資格のとりかた
5.傾聴療法士の働き方
1.傾聴療法士とは?
NPO法人 日本精神療法学会が認定している資格で、人の話が聴ける人になるための資格です。認定講座を受けることで、誰でも取得可能です。
この学会は、精神病院を全廃したというイタリアの医療に感銘を受けた松本文男博士により設立された学会。精神薬を使用せず、精神療法の一環として行われているのが傾聴療法です。
2.傾聴療法士の業務
傾聴療法士の業務は、心身に不安や悩みを持つ人の話を聴き、安心して語れる場所を与えてあげること。
ただ話を聴くことで、その方の精神を安定させてあげることができれば、心にゆとりが出て、その人なりの人生を送ることができます。
3.資格取得に求められること
歯科医院で働いていると、院長先生やスタッフさん、患者さんなど、たくさんの人の話を聴く機会があります。
特に患者さんの不安や悩みを聴き、安心して語っていただけるようになれば、歯科治療がスムーズになること間違いなしです。
また、スタッフ同士でも、話を聴いてもらえる仲間がいれば、チームの結束が強くなり、辞めたい…と思うことも減少するかもしれません。
4.資格のとりかた
傾聴療法士養成講座を受けることで、資格を取得できます。
全9〜12回の養成講座を受講後、レポートを提出すると準傾聴療法士に。
その後、15回の実習を受講し、レポートを提出することで、傾聴療法士になれます。
養成講座では、大脳生理学・脳科学・心理学を根拠とした理論と実践を体得できます。
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いかがでしたか?
日々の診療のスキルアップとして、自信にもつながる資格なのではないでしょうか?まずはセミナーや講習会を受けたり、受講生の声を直に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
応援しています!