こんにちは。千葉県のしらとり歯科・矯正歯科で、歯科助手・副院長をしている白鳥真理です。
歯科助手はできることは限られていますが、学ぶことには制限がありません。
前回は、お口の健康から全身の健康へということで、全身の健康について勉強したいと思い取得した「健康管理士」についてお話しさせていただきました。
今回は、健康の各論の部分「食」について、どんな学び・資格を取得したかお話しさせていただきます。
前回まではこちら
ワンランク上の歯科助手ヘ♪デンタルカウンセラーができること
ワンランク上の歯科助手ヘ♪プロアシスタントができること
ワンランク上の歯科助手ヘ♪健康管理士ができること
「食」について
私自身は食べるのは大好きですが、料理は正直苦手です(笑)。
普段食べるものについても、そんなにこだわりなく過ごしていました。
しかし、健康管理士の勉強やむし歯、歯周病について勉強していく中で、「なにを食べるか?いつたべるか?だれと食べるか?」ということも大切だと知りました。
そして、「食べる」ということについても勉強していき、2つの資格をとってみました。
volume4-1.イートライトサポーターができること
イートライトサポーターは、株式会社プラネットが主催している講座です。私は1期生でした。
(参照:イートライトサポーター養成カリキュラム2020-株式会社プラネット)
お口の健康を守るためには、歯科の知識だけでなく、食事の知識も必要になります。
イートライトサポーターは、歯科から「イートライト=良い食べ方」をサポートできるように制定されたカリキュラムで、歯科における食育について学ぶことができます。
カリキュラムは5回コースで、歯科医師や歯科衛生士、栄養士さんなど、いろんな職種の方が参加されていました。
コースでは、医院でどう食育・食事指導をとりいれていくか?
その基礎となる妊娠中から老齢期までの食事のポイントを学び、最終回では、それぞれの医院で取り組んでいることについてのプレゼンを行いました。
現在は幼稚園や小学校でも食育が取り入れられているようですが、
- できるだけ小さいときから家庭でも食育をしていく必要があるか?
- 成人になってからは、普段どんなものを食べているか?
といった疑問について、歯科医療従事者としてどのように関わっていくかを考えることができました。
特に、食事には生活背景も大きくかかわっているので、日々の診療においてヒアリングしていくことの大切さにも気付くことができました。
他にも、砂糖の害や食品に含まれている塩分についてや、オーラルフレイルなど、今までない視点を学ぶことができました。
イートライトサポーター おすすめ度
取得難易度 ☆☆☆
実践度 ☆☆☆☆☆
患者貢献度 ☆☆☆☆☆
volume4-2.食の検定
「食の検定」は、生産する・買う・料理する・食べるまでを学び実践することで、日々の食生活をより良いものにするために制定された検定です。
(参照:食の検定-食の学問体系化研究所)
イートライトサポーター受講時に、紹介をしていただきました。
試験は4〜1級と難易度に応じて分かれており、私は3級を受験しました。
検定の内容は協会から販売されている公式テキストブックから出題されるため、自宅で勉強が可能。試験はWEBでも受講ができます。
3級では、農業の歴史や農・水・畜産物の特性、食生活や毎日の食事に関することなど、今までそこまで知らなかったなーということを学ぶことができます。
専門的な知識がないとしても、食の検定を受けることで正しい知識が身に付き、食のアドバイスができるようになれば、患者さんへさらに有益な情報が提供できるなと感じました。
食の検定 おすすめ度
取得難易度 ☆〜☆☆☆☆
実践度 ☆☆☆☆☆
患者貢献度 ☆☆☆☆☆
次回は、全身の健康について勉強ができる「糖尿病療養支援士」についてお伝えしていきます。
歯科助手業務に活かせる資格
volume1.デンタルカウンセラー
volume2.プロアシスタント
volume3.健康管理士
volume4.イートライトサポーター・食の検定